炭焼き小屋

だらだらの山道を登り、峠で一息入れ、山を下り
小さな町と村を通り過ぎ、小川に架かった土橋を渡ると
水神様の泉。
その水神様の側らでもう一休み。
泉の冷たい水で手ぬぐいをしぼると、
母は汗で汚れた私の顔を拭き、蕗の葉を器にして
喉の渇きを癒すための水を掬ってくれるのでした。
水神様の水は強い蕗の香りがいたします。


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