春の記憶 

東坂戸団地の桜

嵐山の川堤の桜

東秩父の谷あいの春

東秩父ー花桃の里

「この場所は自治会本部の
設営の場所です。
敷物を敷かないで下さい。」
の張り紙。
今度の土日、団地をあげての
お花見が催されるらしい。

団地に住む人たちは、(ここを仮の住処
とするか、終の住処とするかは異なっても)
皆一様に故郷を後にして
ここに新しい故郷を求めていると云う点では
一緒なのだろう。

団地の建設とほぼ同時に植えられたであろう
桜並木ももう、すっかり立派になって
来る者や行く者、生まれて来る者や
老いていく者の夢をそっと
見守ってくれているようだ。