2人の娘たちも人生の何処かで
葡萄が、妙になつかしく胸をよぎる時が
あるかもしれない。
その思いを辿ってみると、案外いつも何気なく使っていた
テーブルの上の醤油さしの模様か何かだったりして。
その時彼女たちは、一緒にテーブルを囲み
共に過ごした時をどのように振り返るのだろうか。