古代蓮の里の秋
暮れゆく時、枯れゆくもの
朽ちゆく姿、それらの前で
佇むことを
どこかで拒絶していたような
気が致します。
それらに同調した時
私も彼らの一部になってしまうことが
怖かったからかも知れません。
私の心に恐れがある限り
彼らの本当の美しさを捉えることは
無理でしょうね。
でも、きっと
終焉には終焉の美しさや真実が
宿っているに違いありません。
流れゆく雲の輝きの傍にある
真黒な雲の深淵を
しっかりみつめないと
何もかも解らないままに
終わってしまうような気がするのです。
古代蓮の里の展望台より行田の秋の風景を望む