セリ、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ

春の七草

君がため春の野に出でて若菜つむ
 わが衣手に雪は降りつつ

                            光孝天皇

七草粥を食すれば、もう正月は終わり。
それぞれが、それぞれの持ち場に戻り新しい年のスタートを切る。
冷蔵庫に残ったわずかばかりの紅白の蒲鉾やおもちなどで
目新しい料理を作って夫の帰りを待つのがさしあたっての私の
仕事になるらしい。

今年の冬は昨年の暮れからかなりの寒波に見舞われております。
日本海側に3〜4メートルものどか雪が降ったとか、
名古屋に58年ぶりの雪が積もったとか、暖かいはずの伊豆の大島が
雪で真っ白だったとか、吃驚するようなニュースが飛び込んできます。
どうか皆様、寒い冬は無理をなさらず
のんびりとやがて訪れる春を待ちましょう。
かく言う私、風うさぎは冬が大の苦手でうさぎ穴にすっぽりと
頭の先まで隠れ冬眠状態と相成っております。
しかし、冬眠は冬眠で冬見る夢の話でもお話できたらと思っております。
どうか今年もよろしくお願い申し上げます。

七草の豆知識

  普段、仏の座とはしそ科おどりこ草属で春先赤紫の
小さな花を付ける物のことを言うが、七草の仏の座は
キク科ヤブタビラコ属コオニタビラコのことを言うらしい。
ちなみにこれは、黄色の小花をつける。