正月の村

しめ縄の張られた路傍の石
石の表には「弁財天」の文字が刻まれている。

1月5日、お水をもらいに寄居の山に登る。
梅と最北端のみかんの産地といわれるこの山は
正月を迎えて静かに眠っているようである。
そう思って、寄居の町を一望できる物見台に登って見ると、
畑中に人の気配がする。
どうやら、松の内も明けやらぬに梅の枝の剪定が始まったらしい。
 光る川が玉淀でその右側の小高い丘が城跡だとJ氏は指差して
説明してくれるが、あまりの風の冷たさに目が涙でいっぱいになり
実際の所、景色どころではないのです。

神様の道しるべ