名残の桜(岩殿観音)

岩殿の桜はいつもゆっくり咲くのに
今年の春の嵐は、かなり強引に
花を蹴散らしてくれたようです。

明日あると思う心の仇桜
夜半に嵐の吹かぬものかは

です。

まあ、地にありても桜は桜。
散り敷いた花びらをかき集め
掌に花の冷たさを感じつつ
行く春に惜別の念を捧げてみたり
いたします。

芽吹き始めた銀杏の木