藤の花(骨波田)
幾たびの春を
数えて咲く藤の
房に触れつつ
今を過ぎ行く
花暖簾風にかき分け
ゆらゆらと母の面影
微笑(えみ)て立ちたり
風に散り
雨に色褪め咲く藤の
短き盛りや鴬よ鳴け
by 風うさぎ
今年は例年に比べても
藤の花が美しい年だったと
思います。
沢山の藤を見ました。
特に山藤が桜の後を追って
いたる所、薄紫の花を咲かせて
おりました。
山に分け入った時の
爽やかな甘い香りは
若葉の放つ香りと
山藤の花の香りだったのかも
知れません。