六月の花菖蒲

突然に雨が降り出し、俄かに曇った空に
稲妻が真っ直ぐに走ります。
あわてて帰路につく人もいますが、ほとんどは携えた傘を開き
あ、やはり降って来たかと言った風です。
不如帰も何処でしきりに鳴き続けています。

「すみませーんシャッター押してもらえませんか」との声。
数人のご婦人達の写真を撮りました。
花を背景に少しの間、雨に濡れながら。

花菖蒲 上品(じょうぼん)の気や 歩み止む   
                            風うさぎ