日没ー季節の終わり

銀河の丘の日没

この森は少し前までは国有林でした。
今は日立基礎研究所が有するものとして
一般市民の立ち入りが禁じられております。
金網で仕切られた森にはもう見ることの出来なくなった
思い出が眠っています。
それでもその全てを越えた森の向こうに
今日も夕日が沈んでまいります。

S友ストアのバーゲンセールのワゴンから
拾って来たものだと
娘がくれたガラスの箸置きです。
今年、車窓から見た納涼の遠花火を
まるで、形見のように硝子の中に閉じ込めて。

季節は過ぎ
時は流れ
思い出は遠のきます。
季節外れの思い出を拾いたかったら
街のバーゲンセールの
ワゴンをかき回してみるのも
よろしかろうかと、、、。