渓谷

何年か前、川に下りる小道を夏草の中に見出し
好奇心に駆られて誰も居ない渓谷に降り立ったとき
まるで、秘境を見る思いだった。
だが、村は生存をかけて、この近くに駐車場を作り
看板を出し、客を呼び始めた。
この夏、渓谷にキャンプ客のたてる煙が流れ
何組かの家族が集っていた。
また、夏が終わったら訪ねてみよう。