そして、1週間後
岩殿観音ー3
数日の間に銀杏はテッペンまで黄色に色付き、境内は散った銀杏の葉で明るく
輝いていたのでした。
大銀杏の根と幹と上方
銀杏敷く 光り遍き(あまね)境内に 仏あゆます足音閑かに
この前、若いお坊様が唱えていたのはお経だったのかしら?それとも念仏?
宗派で違うよねー。
う〜んそう?
いやあね〜教養が無いんだから。
お互い様!
憎まれの口をめがけて銀杏散る
この世に不可解な事は多々ある。
写経した赤い涎掛けを、欄干に結わえ付ける信仰心も理解に苦しむが
天井や庇にどうやってお札を貼ったのかも謎のひとつである。
そう言えば山門の仁王像にも、格子の隙間から覗くとお札が貼ってあった。
南無観世音。
この世は解からない事ばかりです。