紅梅3つ白梅1つ

黙っていても うたた寝してても
季節は否応無く押し寄せて
屋根を叩き窓を叩き
貪る惰眠を破りもするだろうけれど
衣を整えて季節の街角に
旅から戻る恋人を
迎えるように立ってみるのも
良いものです。