紅葉見・ナイトー2

公園の奥深くへと灯された足元の明かりが
私を夜の世界の客人へと変えます。
闇の帳が人間の野放図さを拒み
照らし出された舞台の上でのみ
慎ましく饗応されることを求めて来るからです。

反面、足元を乾いた音をたてて走り抜ける
枯れ葉たちの何と自由で楽しげな事か。