ひなまつり

自作 だんご雛

桃の花

ひなあられと昔なつかしのお菓子


中間の片隅に子供ながらに頑張ってひな壇を作り
そこにありったけの人形を飾った。
伊勢参りのお土産に買ってもらった泥人形は一番のお気に入りで
友禅の切れ端で縫ってもらった着物をきていた。。
それからキューピーやら、村祭りの出店で買ったセルロイド人形。
などなどを並べて桃の花の変わりに猫柳を飾る。
それでも何か物足りない。

、、、、そうだ、ひなあられ。
母さん、ひなあられが欲しい。
と中間のコタツで冬の針仕事に余念の無い母にねだってみる。
母は縫い物から顔を上げ、私のお雛様をみつめ
そして言う。
あられなら外いっぱいに降っているよ。
お椀をもって集めておいで。
やっぱりな。ひなあられなんか絵本の中での話。
それでも、もう少し頑張って粘ってみる。
母さん、あれは全部真っ白だよ。。
ほんとのひなあられはね、桃色のやら緑のやらあるんだよ。

でも母さんも負けてはいない。
なあにそれならクレパスで色をぬるといいよ。